2010年10月05日

きつねの嫁入り祭りと狐神楽

【探訪日時】2010年10月3日
【場所】群馬県高崎市箕郷地区
【交通】高崎駅または北高崎駅より群馬バス「浜川経由箕郷行」「伊香保温泉行」「沖経由箕郷行」の何れかで約40分、箕郷支所最寄の四ツ谷まで480円、嫁入り行列スタート地点近くの箕郷田町まで500円。前橋駅からの群馬バス及びイオン高崎からの「ぐるりん」も有。

 さて昨年9月には栃木県那須町にてありました「那須九尾祭り」へと足を運んだものですが、あれから1年余りが経過した今回は、群馬県高崎市にて行われました「みのわの里のきつねの嫁入り」へと足を運んできました。
 この祭りは今回で第9回となるもので、高崎市の北部、かつて箕郷町として別の町であった箕郷地区にて開催されています。祭り自体は3年ほど前に知りまして、以来、毎年の様に行こう行こうと思っていましたが中々機会に恵まれず、ようやくこの度参加出来た次第です。
 会場は高崎市箕郷支所ですから遊びに来た狐塚君と共に、群馬バスの伊香保温泉行にて四ツ谷停留所まで揺られること40分余り。そこから歩いて100メートルほどの所に合併前は箕郷町役場であった高崎市箕郷支所となります。最も最初のイベントである「きつねの嫁入り行列」はここからスタートするのではなく、こちらはゴールとなりますからここにいても最後しか見る事は出来ません。
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 ではどうしてここに来たのか、と言うと実は今回は純粋な観覧客ではなく、友人のアリエッタさんが参加している神楽団体「狐神楽団」のお手伝いを兼ねていた為です。
 故に参加者向けの控え室のあるこちらに立ち寄り、先に到着している「狐神楽団」の皆様にご挨拶と打ち合わせをすべく、こちらに立ち寄ったのです。普通に参加するのであれば箕郷田町停留所で下車するのが近いものでしょう。
 よって今回のレポートは狐神楽の皆様と共に、と言う形からからのレポートとなります。

 自分と狐塚君は舞う事は出来ませんから、狐神楽の皆様の撮影係と言う事になりまして、打ち合わせるなり「嫁入り行列」のスタート地点までバスで移動。そして沿道から行列と共に移動して撮影を、する事になります。ちなみにこのスタート地点はパンフレット上では地区の集会所なのですが、実際は集会場と共に八坂神社がある、即ちお稲荷さんではありませんが鳥居の前と言う中々よろしい場所。
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 そしてそこから白面の狐メイクをした行列参加者によって作られた長い嫁入り行列が、高崎鳶職組合有志の木遣を合図にスタートし1時間ほどを練り歩く次第。狐神楽の皆様はその殿を、王子装束稲荷の提灯を手にして務める格好となっていました。
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 動き出したのは予定を10分弱経過した11時10分頃。その直前までチンドンの音に盛り上がりを見せていたものですが、行列の動き出しは一気にそのレベルを上げ、沿道に詰め掛けた人々の歓声とカメラの放列の中を、しずしずと太鼓の音に合わせながら行列は進んでいきます。
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↑花嫁と花婿、奥にいる太鼓の音が響きます。
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↑帯の向きが違う事に注目、お待ち女房の皆さんです。
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↑およそこの辺りで半分を少し過ぎた辺り。
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↑行列の殿を務める狐神楽の皆さん、王子より行列へ遥々やって来た、となっています。
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 また一定の間隔で「コーン」と言う掛け声と共に、行列参加者が一斉に狐のポーズを取る様も見られます。沿道の歓声もこの時とばかりに繰り返し繰り返しあがり、何とも盛り上がったものでした。
 そして狐神楽の皆様は衣装と共に狐面を身に着けている事もあり、「本物の狐さんが来た!」「かっこいい」と殿にも関わらず、かなりの人気ぶり。特に前述した掛け声に合わせてのポーズの際は殊更映えてたのは言うまでもなく、注目度も俄然それに従って上がります。
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 行列は予定では30分ほどで途中休憩となるのですが、矢張り今回は人出も多かった事もあってかゆっくりと進行。結果として10分ほど、開始の遅れとは別に遅れて休憩場所の東向八幡神社に到着します。
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 ここでは15分ほどの休憩がとられますから、その間は行列の主役たる狐の花嫁と花婿の撮影を始め、狐メイクと装束をした参加者それぞれが何らかの形で観覧客と触れ合いつつ、ひと時を楽しむと言う光景が見られていました。
 無論、それは狐神楽の皆様も例外ではありません。特に赤い髪が特徴的な白狐面を被った団長の狐丸さんは特に注目を集めておりまして、リクエストに応じてポーズを取り、あるいは記念撮影の中に納まって、と正に引く手数多の具合。
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 そんな中で瞬く間に時間は過ぎていき、再び始まった行列はゴールの箕郷支所目指して街中を練り歩いていき、ようやく到着したのは予定よりも20分余り経過した12時20分の事でした。なお道中にはこれまでにも増して観客、特にカメラを手にした方々がつめかけていたものです。
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 なお到着後もしばらく、撮影タイムが続いて盛り上がりを見せていました。また一部の撮影者の帽子等に某大手旅行会社のツアー名の入ったワッペンがあるのも見受けられましたから、ツアーが組まれる等もしていたのかもしれません。
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 その後は箕郷支所に設けられたステージに舞台は移ります。そこでは箕輪城址にある雲隠稲荷神社の祭祀の後、地元のサークルレベルから近隣の相馬ヶ原に駐屯する陸自第12旅団音楽隊に至るまで、様々な団体が各自の出し物を繰り広げる中、狐神楽の皆様も舞を披露の次第。
 以下の動画がその舞の模様でして、多くの関心と共に拍手を得ていたものです。また神楽拍子ではない舞と言うのも個人的にも興味深く思いましたし、撮影しながら中々楽しめてなりませんでした。

 それが終わった後は、控え室に自分と狐塚君も下がり、狐神楽の皆様と雑談したり、あるいは出店で売っている焼きまんじゅうを頬張りつつ日が暮れるまでの時間を過ごします。アリエッタさんの紹介により、こう言う機会を得る事が出来たものですが中々楽しく、何ともありがたいひと時でありました。
 ちなみに下の写真の焼きまんじゅう、サイズが小さいと思われるかもしれませんが、実際2つで通常のやきまんじゅう1つに相当するサイズの「ころやきまんじゅう」なる新商品。売りは汚れない、だそうですが確かに文字通りの一口サイズで口元は汚れる事はありませんでした。1串60円と言うのもかなりの安さでしょう。
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 なお「きつねの嫁入り祭り」ですから会場のあちらこちらに狐の姿があり、売店でも狐グッズが複数売られている等、それ等を見ているだけでも狐好きとしてはたまらない、至福の時間を過ごせたと言えましょう。
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 ちなみにパンフレットもこの時にようやく購入したのですがパンフレット単体でも、パンフレットときつねの嫁入り手拭のセット、あるいは嫁入り手拭のみの何れであっても500円と言うお買い得設定。よって当然パンフレットと手拭をセットで購入したものですが、この公式の手拭とは別に、数量限定の特性狐手拭もありました。
 こちらは自分は購入するに至りませんでしたが、狐塚君は購入して中々のご満悦でありました。ちなみにパンフレットとセットである手拭の狐は「つばき姫」と言う名前だそうで、街中にはためく上りには必ずその姿がありました。
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 なお狐塚君もその姿が注目されていまして、あくまでも私服なのですが時折、カメラを携えた人々からポーズを取ってくれ、と頼まれて撮影されていたのが滑稽であったと言えましょう。

 日も暮れて売店も次第に閉まる辺りから、いよいよ祭りは最後のメインイベントへと入ります。これが18時15分からの野外創作劇「みのわの里のきつねの嫁入り」でありまして、恋物語をベースに狐や箕輪城、最も重要なのは地域に伝わってきた農家の嫁入り儀式たる「貰い御祝儀」を織り込んでいる、その点でありましょう。
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 それだけでも中々、地域の歴史等に関心のあれば見入れてしまえる訳ですが、今回は特別に狐神楽の皆様が途中で婚礼を祝う舞を披露する一幕がありましたので、眺めつつ撮影をこちらでも行っておりました。そして終劇の後は参加者一同交えての記念撮影にて祭り自体がお終い、何とも地域の近所づきあいにも通じる緩さに満ちた、のんびりとした1日が夜の帳と共に終わりを告げるのでした。
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 なお興味深かったのは祭りが終わって間も無く雨が降り出した事でしょう。当日の高崎地域は昼頃に雨の予報と芳しい天気予報ではなく、途中で冷たい風が厚い雲と共に吹いてきたのでこれは途中で、と言う話すら時折していたもの。しかし雨は一向に降らず、終わると共に振り出すこの始末。これも狐の力かと、ふと別れ際に狐神楽の皆様と交わす等してしまう、そんな狐日和の1日でありました。
 なお来年は「きつねの嫁入り祭り」10周年と言う節目なので、これまでになく以上に盛大にしたい、との事ですから多いに楽しみなところです。

 末尾ながら当日、ご一緒する、また協力させて頂ける機会を下さいました狐神楽の皆様にこの場を借りてお礼申し上げたく思います。真にありがとうございました、またの機会ありましたらよろしくお願い致します。なお狐丸さんの書かれた当日の模様もございますので、こちらのリンク( http://blogs.yahoo.co.jp/consamano1/34199531.html )よりあわせてご覧下さい。
 そして来年10周年を迎える、この「みのわの里のきつねの嫁入り」を主催する実行委員会と地域の皆様にもお礼申し上げます。来年のご成功、お祈り申し上げます。
posted by 冬風 狐 at 03:16| Comment(1) | TrackBack(0) | 狐名所・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ありがとうございます。こんなに良く3年前のことが出ているとは思いませんでした。
吉福さん、の友人と言うことですが、今年も吉福さんに参加していただき、盛大に行おうと思いますので、是非今年もいらしてください。
今年は、昼の行列は「子供行列」の予定ですし、高経大によるファッションショウを計画しています。また、会場も広い「ふれあい公園」ですし、鳥居も作りましたよ(昨年から)。さらに、夜の行列には生の雅楽演奏に伴われていく予定です。
毎年新しいことに挑戦していますので、是非違いを感じてください。
       実行委員広報担当の原澤    
Posted by 原澤 佳市 at 2012年09月20日 12:32
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