2012年01月22日

東海道線を見守る来宮神社とお稲荷さん

【探訪日時】2011年11月5日
【場所】静岡県熱海市
【施設名・交通手段】
・来宮神社、来宮稲荷神社(境内社)
 伊東線来宮駅より徒歩5分、伊豆箱根バス来の宮神社前バス停スグ

 東海道線は新幹線に多くの機能が移ったとは言え、今尚、特に貨物輸送の点では日本の東西を結ぶ最重要幹線であるのに変わりはありません。
 その東海道線も国鉄時代であれば一体での運営がされていたものですが、今ではJR東日本・東海・西日本の3社に分割されており、近年では各社ごとに車両の置き換えが進んだ事から、見る場所によってその姿は全く違うものになっています。
 それを感じる事が出来るのが熱海駅と米原駅でしょう。前者はJR東日本と東海、後者は東海と西日本の境界駅であり、そこを境に旅客列車の車両は全く変わるもの。最近では跨いで直通する列車は数少なくなった事もあって、大抵の場合、乗換えを強いられるある種の関所化しているとも言えます。
 下の写真はその一場面(2011年12月16日撮影)で、東京発の下り電車(JR東日本15両編成)から浜松行の熱海始発下り電車(JR東海3両編成)へと乗り換える人でごった返すホームの様子になります。
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 その前者に当たる熱海駅は、これは熱海と言う土地自体が良く「神奈川県である」と勘違いされる事が多いものです。実際には静岡県であり、中部地方、あるいは東海地方に属するものの東京駅、即ち首都圏にして関東の中心たる駅から出る東海道線電車の多くが「熱海行」であるので、どうしても感覚的に神奈川県ないし、関東の一角と捉えがちなのかもしれません。

 東海道線は熱海駅を出ると丹那トンネルを通り、次に停車するのは完全に「静岡県」と認知されている函南駅となります。しかし米原駅にはない特徴が熱海駅の先にもJR東日本の路線が続いている事でしょう、そしてそれはJR東海となった東海道線と併走する形でしばらく続く、そうJR伊東線の存在がこの界隈の鉄道路線の特徴となっています。
 よって丹那トンネルに東海道線が入る手前には駅が1つ、それは伊東線来宮駅。東海道線と完全に並行していますが、東海道線にはホームが無いので伊東線の駅として伊東線の列車のみが止まる格好になっています。
 この来宮駅があるのは丹那トンネルと別のトンネルの間の狭い谷筋。故に通過していく東海道線からすると一瞬でしかなく、逆に丹那トンネルの長い闇から出た事に安堵する、そんな場所でもあります。なのでついつい注目が東海道線から見て伊東線側、つまり海側に寄ってしまいがちなのですが、実はその反対側に控えているものがあります。
 それが今回取り上げる来宮神社、この神社自体の歴史は古く、その由緒をたどると坂上田村麻呂の名前が出て来るほどであり、名実ともに古社であると言えるでしょう。
 なお詳細については神社の公式サイト( http://www.kinomiya.or.jp/index.html )が詳しく取り上げていますので、この記事では軽く触れつつ、探訪した時の事を中心に書いていきたいと思います。

 来宮神社に立ち寄ろう、と思ったのは帰省していた山梨から帰る際、9月の台風によって一部不通となっている身延線とその代行バスの様子を観察しがてら、更に三島駅にある東レ工場への廃専用線を見、そして時間が比較的あった事もあり、熱海界隈でふと途中下車をしてみようと思い立った為でした。
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 当初は丹那トンネル建設に当たって犠牲となった方を記念している碑や関連する神社へ行く事を考えていました。
 しかしそれにあたって地図で来宮駅付近を見ると、来宮神社と共にその境内にお稲荷さんの文字。こうなれば是非とも、との事で当初の計画では熱海駅から徒歩で、熱海駅から来宮駅の間にあるお稲荷さんに立ち寄ってから来宮神社へ行き、そして前述した丹那トンネル関連の神社を目的地として、来宮駅より電車に乗る、と言うものであった事を書いてかねばなりません。
 とは言え実際には三島駅北側の東レの廃専用線と近くにあったJR東海の研修施設の様子が気になり、予定していた熱海行よりも1本遅い電車になってしまったので、予定を変更し熱海駅より伊豆急下田行の伊東線に乗り込み、来宮駅に到着したのは13時34分の事でした。
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 時間的に余り余裕は無かったので、改札で乗越精算をした後は駅舎から見て左手へと進みます。歩道はあるのだが狭く曲がりくねった道、勾配もあるので何とも伊豆半島の道であると思いつつ進むと、坂になってからと言うものずっと高くなって続いていた左手の東海道線と伊東線の載っている擁壁にぽっかりと穴が、トンネルが姿を現します。
 今であれば四角い、如何にもコンクリートなボックスカルバートとなるのでしょうが、出現したのは石と煉瓦によって作られた2つのトンネル。高さ制限も兼ねてポータルの一部は変色し、一部は剥がれているも塗料が塗られている以外はこげ茶の石の色そのままで、そこには風雪に長年晒されてきたからこその色合いがうかがえます。
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 このトンネルの名前は来宮ガード、掲げられているJR東日本の設置した看板には「東海道本線(170)」とあり、起点から数えて170番目のガードである事が見れます。内部には一応歩道が設置されていますが、車道自体がトンネルの幅目一杯ありますから、ガードレールによるロスも考えれば人一人歩くので精一杯な程度しかありません。
 なおトンネルを抜けると今度は国鉄時代に設置されたと思しき看板があり、そちらには「来宮暗きよ」とあり、起点からの距離「105K633M58」と記されている他、隣には塗装される形で「観光地美化のため貼り紙を禁じます 熱海市観光課」の表記があり、青地であるのを踏まえるとかつて良く見られた青地の琺瑯看板を模していたのかもしれません。
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 何れにしてもかなりの年代物で、逆に言えば今では新規には見れない代物の1つでしょう。
 ちなみに抜けた所では擁壁と路面の高さはかなり縮まっています、これはガード内がそれなりの勾配になっている為ですが、それはガードを抜けても続いており、抜けた地点ではそのまま点滅信号型の交差点となっている等、不慣れなドライバー泣かせの場所なのかもしれません。またその上を擁壁の倍以上の高さで東海道新幹線の高架線が横切っており、そちらには「来宮BV 96K477M」の文字があります。

 この交差点は、クルマが入れるのは4方向しかないのですが、実際には五叉路。何故ならガードに面する形で鳥居、即ち来宮神社の参道とつながっており、そこにはクルマが入れない為です。
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 交通量は地味にあるので、良く見てから渡ると道路との間に川を挟む形であるのが、今回の目的地である来宮神社。なお渡ったところにはバス停「来の宮神社前」があり、その上には交差点標識もありますが、そこには鳥居のマークも記されている等、この交差点が来宮神社と一体の存在であるのを示しているとも出来るでしょう。
 ちなみにこの交差点を通る県道20号線は箱根峠に至ります、よってここを通過するバスは箱根方面とを行き来するバスですので、意外と長距離路線である、との特徴もあります。本数も昼間であれば毎時3本はありますから、比較的サービスレベルは高いでしょう。バス停の脇には来宮神社の案内の写真看板もあります。
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 そんな観察をしてから境内へ、橋を渡り、赤く塗られた鳥居を一礼してからくぐると中は相変わらず勾配が続いていますが、木々に囲まれてふとした暗さの中に明るさがある、神社らしい開放感のある空間になります。
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 そしてお稲荷さんは入ってすぐ、左手にある手水場の脇にその入口を持ちます。入り口は木と手水場に挟まれる形ですが、石に彫られた文字が赤塗りされての「来宮総社稲荷神社」の文字は何とも目立つものです。
 鳥居の数は人の背丈より少し大きい程度のものが3つほど続く具合、そして現れた社は本殿と拝殿が一体化している具合で、その両脇に狛狐がきれいな姿で控えています。形としては向かって右の狛狐が鍵を口にして子供を足元に置き、左の狛狐が巻物を口にして宝珠を足元に置く具合で、稲荷の象徴たる三品が揃っています。
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 社は赤塗りで手入れが行き届いており、何とも見ていて清々しい気持ちになるものでした。幾らか千羽鶴が掲げられていたりもしていたものです。また内部には大太鼓が置かれていました。なお境内には表記はありませんでしたが、公式サイトの記述によれば「来宮稲荷神社」と言うのが正式な名前との事です。

 お稲荷さんへのお参りをしてから再び来宮神社の参道へ戻って、そのまま横切れば、そこには三峰神社が。お稲荷さんよりもずっとこじんまりとしていて、銅製の鳥居をくぐる手前には小さな側溝があるのですが、そこには橋代わりに木の板が1枚かけられているだけ。そして鳥居の先にあるのも社と言うよりも祠ではありますが、狛狐ならぬ狛狼が控えていましたし、手入れも当然行き届いております。
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 なおこちらのお賽銭箱は白塗りの金属箱で、祠の前ではなく脇に置かれている具合でした。

 そして来宮神社、そのものへのお参りとなります。坂と階段を上りきった先にある拝殿は大きな構えで、また境内に社務所の他に飲食の出来る場所があるのも面白いものです。夏の暑い時期などはお参りした足で、一休みと言うのも乙かもしれません。
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 なおこの拝殿の右脇には弁財天さんが祭られていますか、左脇へと進むと現れるのが御神木でもある「大楠」。国の天然記念物にも指定され、樹齢は2000余年とされているその大楠は必見でしょう。一体全てを包み込む様な包容力、そんな気配を感じてしまいましたし、周囲が整備されているのでぐるりと一周してしまえたものでした。
 また大楠の裏側には川があり、これは先ほど交差点の行で取り上げた鳥居の前の川につながるもの。その流れは勾配があるのもあって中々速く、川自体はある程度の整備はされているものの、整備されてから長いのかかなり古びて、石の様にもなっているものですから、まるで天然の沢にいる様な感覚すら抱けます。
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 そんな具合で短時間ではありましたが堪能して、来宮神社を後にしたのでした。なお境内には忠魂碑もあり、そこには砲弾も置かれています。
 そしてちょうどやって来た箱根からのバスに乗り込み、熱海駅へと戻ったのでした。今回行きそびれた別のお稲荷さんと丹那トンネルに関わる神社に関してはまたの機会に、来宮神社への再訪と合わせて訪ねたいものです。
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 なお熱海駅に着いたらダイヤが乱れており、当初は乗れないと踏んでいた列車に乗れた上に、そのまま小田原で湘南新宿ラインの高崎行に乗り継げたのは幸いな事でした。

 写真は特記あるもの以外は全て2011年11月5日撮影。
posted by 冬風 狐 at 03:06| Comment(0) | TrackBack(0) | お稲荷さん探訪録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月18日

久々の更新は「ひめたま」の門田稲荷神社探訪から

【探訪日時】2011年11月13日
【場所】栃木県足利市
【施設名・交通手段】
・門田稲荷神社
 東武伊勢崎線野州山辺駅より徒歩5分

 どうも久々の更新となります、この所は何かと忙しかったので更新もままなりませんでしたが。ようやく時間が出来ましたのでつい先日の日曜日に足を運びました、栃木県は足利市にあります門田稲荷神社を取り上げる事と致しましょう。
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 門田稲荷神社の存在を私が初めて知ったのは2010年8月のある日の事、その日は友人と共に普通電車を乗り継いで仙台にて1泊しつつ、北海道を目指す、そんなのんびり旅行の序盤の事でした。
 東京を出たのは朝早かったものでしたから、宇都宮駅にて乗り継ぎの際に軽く軽食を購入。その際に栃木県の地方紙である下野新聞を合わせて購入して読んでいますと、ある記事に目が行きました。
 それは足利市にある神社をモデルとした萌キャラ―これが「ひめたま」であったのですが―による町おこしと言うもの。それだけでも中々興味深いものでしたが、一方の神社がお稲荷さん、即ち今回ご紹介する門田稲荷神社であったからこそ、稲荷巡りをしている私としては俄然興味を抱かざるを得なかった訳です。
 
 とは言え実際に足を運んだのは今年の9月になってから。群馬から栃木は隣県なので行くのはそう難しくはありません。だからこそ逆に機会を見つけるのが難しく、結局、今年になってからTwitterを介して知り合った狐好きのてぁ君、そして毎度お馴染みの狐塚君の3人で行ったのが今年の9月始めの事でした。
 しかしこの時は先に佐野市内のお稲荷さんを巡ってから訪れた事情もあって、門田稲荷神社に到着したのは17時手前の頃。ですから門田稲荷神社がある八幡宮の社務所は既に閉まっており、来たからには手に入れたく思った「ひめたま絵馬」を手に入れる事が叶わなかったので再度、今回はてぁ君と2人で足を運んだという次第なのでした。
 以上の事から今回取り上げるのは11月13日の二度目の探訪となります。9月4日の初めての探訪に関しては、佐野市内のお稲荷さん巡りを取り上げた際に改めて触れたいと思います。

 高崎から両毛線、伊勢崎駅から伊勢崎線を経て最寄り駅である野州山辺駅に到着したのは12時半頃の事。
 前回訪れた時に野州山辺駅は無人駅である事が知れていたので、高崎駅の券売機にて購入した高崎から伊勢崎接続太田駅までの連絡乗車券を太田からの列車内にて、車内精算までしたものの、いざ降りてみると今回は窓口に駅員がいる、と言う展開に思わず苦笑しつつ、到着した門田稲荷神社にはある変化が生じていました。
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 それは門田稲荷神社の脇に掲げられている「ひめたま」ポスターが新しくなっていた事。9月に訪れた際にはかなり色褪せていたのを見て残念に思えたものでしたから、これは嬉しい、と2人してカメラを向けてしまったのは言うまでもありません。
 下の写真の内、右が9月4日に、左が11月13日の同じポスター。ちなみに私は稲荷好き、と言うのもあってか門田稲荷を萌キャラとした「かどた☆みたま」の方がやや好みではありますし、可能ならこの衣装をオーダーしてコスしてみたい、等とすら昨今では思えてしまえている始末です。
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 今回は昼間の参拝との事もあり、前回の様な夕暮れ時の暗さはありません。しかし下野国八幡宮一ノ宮の境内だからか、はたまた「縁切稲荷」として名の知られているからか、その理由はわかりませんが独特の落ち着いた空気は相変わらず健在なものでした。
 連鳥居をくぐり、門田稲荷の前にある神橋脇の八坂神社に頭を下げてから、橋を渡った所にある門田稲荷の扉は今回は開かれており、きれいに整えられた中の様子に思わず顔をほころばせつつ、お参りをします。
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 その後は脇にある絵馬がけの様子を少し拝見、他の神社と比べますと特にご利益があるとされているのが前述した通り「縁切」でありますから、その内容は中々人が内に秘めている気持ちの深遠さ、とでも言えましょうか。その中でも特に「陰」の部分と接せられるだけに、人によっては余り良くない印象を持つかもしれません。
 とは言えその中にあります萌絵馬、即ち「ひめたま絵馬」にキャラクターの絵を描いて奉納された、その様な絵馬が混じっているのはある種の救いでもあるでしょう。少なくとも人は様々なものを持っている、それを示唆する光景とも言えるかも知れません。
 なお通常の絵馬も下の写真の通り、当然存在しています。なお写真については一部加工してあります。
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 そして梁を横にしただけの橋を渡ってから、八幡宮にもお参りをしていよいよ社務所へと向かいます。なおこの際、七五三の家族連れがお参りに来た姿も見られ、その微笑ましい姿には何とも和めてしまったものでした。
 社務所は開いており、「ひめたま絵馬」を始めとしたお守り等をみていますと、中から人が出てきましたので私とてぁ君、それぞれで絵馬を1枚ずつ購入。ちなみにこの時、持ち帰るのか否か、と聞かれたので決行、「ひめたま絵馬」目当てで来る人が多いのかもしれません。
 当然、持ち帰るのが目的なのでその旨を伝えると、この所、「ひめたま」のステッカー等を貼った車や自転車が良く来ると微笑混じりに教えてもらえたり。それ以外にも幾らかの会話が出来たのは面白かったものですし、ありがたいものでした。
 ちなみに社務所の開いている時間は10月までは9時から16時、11月から春までは9時から15時と1時間短くなるので、その辺りは注意すべき点でしょう。
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 そんな具合で手に入れた「ひめたま絵馬」は以下の物、中々良い具合で何とも手に入れられて良かったと思っています。ちなみに一般的な絵馬と比べますとややサイズが大きいのも特徴でしょう。
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 当日は天気も良かったのでもう少し早く来ていれば、「ひめたま」の門田稲荷神社のたまちゃんに対するひめちゃん、即ち足利織姫神社にも足を運べたかもしれません。とは言え行くには少し遅いかもしれない、即ち門田稲荷から織姫神社に行くには、鉄道利用だと野州山辺駅から足利市駅まで1駅、そこから徒歩で渡良瀬川を渡ってそれなりに対岸にある両毛線の向こうまで、しばらく歩いていかなければなりません。
 つまり中々距離があるのです。また夕方までには高崎に戻らなければいけなかった事もあり、今回も織姫神社に行くのは見合わせざるを得ませんでした。
 最もこちらに関しては12月中にでも足を運ぼうかと思っています、両毛線足利駅の東側、また佐野駅の東側にお稲荷さんがあるのも確認出来ていますし、それ等とあわせて3度目の探訪を年内に出来たら、と思いつつの帰路でありました。
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 なお戻った野州山辺駅の窓口は閉まっていたので、乗降車駅証明書を手にして伊勢崎駅で精算となったものでした。

 なお「ひめたま」についてはこちらの公式サイト( http://www.himetama.jp/ )をご覧下さい。

 写真は2011年11月13日撮影、ただし1枚目と6枚目は2011年9月4日撮影。
posted by 冬風 狐 at 06:07| Comment(0) | TrackBack(0) | お稲荷さん探訪録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月29日

石和温泉のお天狗さんとお稲荷さん・前編

【探訪日時】2011年7月28日
【場所】山梨県笛吹市石和町松本
【施設名・交通手段】
・天狗神社(山神宮)
 →石和温泉駅から徒歩15分、山梨交通松本西停留所より徒歩2分
・普賢願生稲荷神社
 →石和温泉駅から徒歩20分、山梨交通・富士急バス鵜飼山停留所すぐ
・石和八幡宮境内社稲荷神社
 →石和温泉駅から徒歩18分、山梨交通・富士急バス石和温泉駅入口停留所すぐ

自分の稲荷神社巡りと言うのは大抵、地図を眺めていて見つけたお稲荷さんへ行くと言うもの。今回もそうして帰省中の時間を利用して久々の稲荷巡りを行う事になりました。
 最も今回はお稲荷さんと共に天狗にまつわる神社も含まれています。これも地図で見つけて気になった、と言うのが大きなものでしたがもう1つ、ある理由がある事を述べなくてはなりません。
 実は2ヶ月ほど前からコスプレを始めました。これは本来、こちらで触れる話題ではありませんが、そのコスプレのきっかけとなったのが東方Projectに出てくる犬走椛と言うキャラクターです。このキャラクターの設定にある種族は白狼天狗、つまりデフォルメこそされていますが天狗のコスプレをしている、と言えるのでそこから天狗にも関心を抱いていた矢先に、ふと地図を眺めていると「天狗神社」の文字を見つけましたので、あわせて確認した市内のお稲荷さんとセットで足を運んだと言う次第です。
 よって比較的長くなるかと思われますので今回は前編として「天狗神社」の里宮を、続けて中編として「天狗神社」の本宮、最後に後編として2つのお稲荷さんを取り上げたいと思います。

 甲府駅12時45分発の高尾行にて石和温泉駅に降り立ち、早速歩き始めたのは間も無く13時になろうかと言う頃。駅前から温泉郷に続く道ではなく、線路に沿って西へ向かう道を歩いていくとやがて道は線路を乗り越します。なおその際、目の前に見える山が今回訪れた天狗神社の鎮座している山となります。
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 線路の真上を越えた所にある脇に下りる小さな階段を下り、下りた場所にあるボックスカルバートを抜けると国道140号線に行き当たるので、左に折れるとすぐに現れるボタン式の信号機が参道の入口と言えるでしょう。
 実際、その信号の名前は「山神宮入口」。そして渡ったところに続いている細い路地の入口には石塔と同じく石で出来た幟立があり、車が頻繁に行きかう傍らに静かにたたずんでいる姿を見る事が出来ます。
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 道路を渡り路地に入った後は、車1台通れるのがやっとと言う幅のそれをそのまま道なりに進みます。途中で半ばカーブと角が一体化した様な場所がありますが、そこは直進せずにカーブしている左手へと進みましょう。そして突き当たりの角を右に曲がって進んでいくとふとした短い傾斜の先に、鳥居こそありませんが大木の下に古い一軒家の様な社が見えてきます。

 この社が天狗神社の里宮で目の前はゲートボール場、周囲はブドウ畑と住宅に囲まれていますが石積みの上に建てられた拝殿はしっかりとしたもので、鳥の彫られた板が他の神社では神額のある場所に掲げられています。また傍らには石和町によって建てられた由緒板があり、それを読む事でこの神社の持つ歴史の古さを伺う事が出来ます。
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 なおここに至る際にすれ違った地元の方と挨拶を交わし、神社にお参りに来た旨を話すと「今から山に登るのかい、気を付けてね」と言葉をかけられました。実は前述した様にこの社は天狗神社の里宮であり、地図上では「山神宮」と記されているのがこの社です。
 一方「天狗神社」の文字は「山神宮」の背後にある等高線の中、つまり山の上にあります。そしてこの2つの神社は石和町の立てた由緒板では「山神宮」としてまとめられているので、「天狗神社」と言う呼称は正式には正しくないのですが、地図の上では里宮が「山神宮」、本宮が「天狗神社」とされていますから本宮につけられている名称を優先して「天狗神社」としている次第です。
 よってこの里宮だけでは天狗神社にお参りした事にはなりませんので本宮を目指すとしましょう。本宮へ続く道は里宮の社の左にある坂道、コンクリートで舗装された坂道を少し登ると大木の下に鳥居が現れます。
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 コンクリートで舗装された道は鳥居と大木を避ける様にカーブを描いていますが、徒歩ですのでそのまま直進。そして鳥居をくぐり、大木の下にある小さな社に一礼して進むとカーブしてきた道に再び戻れますので、余り意味はないですが徒歩の経路だとカーブを短絡出来る、と言えるでしょう。

 道に戻るとすぐに現れるのがブドウ畑、既にブドウ畑の中を道は進んでいるのですがそこで道は本当の意味でブドウ畑の中へと入っていきます。そう道をブドウ棚が横切っているのです、言ってみればブドウ棚のトンネルでしょう。明らかに軽自動車以外は通過出来ない、そんな場所を過ぎると右手に甲府盆地が一望出来る場所になりますが、すぐに道はクランクとなって更に山肌を登っていきます。
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 その後はひたすら道なりに進んでいきます。なお前述したブドウ棚やその類が道路の上を覆っている箇所は2箇所ほど出現しますので、元々は人が歩く程度だった道をむりやり拡張した結果、こう言う妙な光景が複数出現したのだろうか?とふと考えられましょう。
 また道路上に落ちている果実には虫が多数おり、虫嫌いの人にとっては中々辛いかもしれません。個人的にはそう感じませんでしたし、むしろ複数のオオムラサキと思しき蝶の姿が見えたので。すっかりそちらに関心が行っていたものでした。
 そして傾斜が更にきつくなり、路面の状況も悪くなってきた辺りで唐突にコンクリート舗装の道は行き止まりになります。そこからは今度こそ人しか歩けない未舗装の細い道へと変わり、足を進めて間も無く、道はまたも軽いクランクを描いて斜面を登っていきます。
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 当然傾斜はより急になりますが、少し進んだ所にある獣害防止用の柵に設けられた扉の先に続く道と比較したらそれはまだまだ緩いものでした。

【「石和温泉のお天狗さんとお稲荷さん・中編」へ続く】

・写真は全て2011年7月27日撮影
posted by 冬風 狐 at 00:31| Comment(0) | TrackBack(0) | お稲荷さん探訪録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月19日

狐神楽で撮影旅行に

 どうも昨日は本当に天気が良くて助かった、と思っている狐です。
 昨日、つまり7月18日は久々に東北地方へと足を運んできました。東北地方、として見ると4月と6月に福島県いわき市へ足を運んでいますから今年3度目となりますが、いわき市は茨城県との県境付近で東京とのつながりが強い、つまり関東の延長と言えてしまえる範囲にあります。
 そうなりますと今回足を運びました岩手県は正に東北。故に久々の東北地方と言えるものでしょう。そしてこれは自分が参加している狐神楽の撮影旅行の為でもあり、JR東日本パスを使っての1日となりました。

 東京駅を7時16分発の「はやて211号」にて出発し、途中の上野と大宮で合流した今回の撮影旅行の参加者7名が下車したのは岩手県は水沢江刺駅の事でした。
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 ここからバスに乗り換えて向かったのは「歴史公園 えさし藤原の郷」。ここは大河ドラマで作られたセットを基として整備された、奥州藤原氏にちなんだ施設となっており、狐神楽の持っている世界観にそれらの建物が合うとの事から今回の撮影旅行が企画されたと言う次第です。
 事前に施設の方には百合之介さんがその旨を伝えておいて下さいましたので、荷物の置き場所、また着替え場所として用意されていた場所に一旦立ち寄って支度をしてから早速撮影へ。
 今回、自分は狐面こそあるものの衣装がありませんし、また狐神楽の中における狐としての設定も確定していない事から旅行全体の管理と撮影役に徹する事になりました。
 全体として要した撮影時間は11時頃から16時過ぎでしたのでおよそ5時間にて5名、役柄としては6役を撮影すると言う中々の過密スケジュールでしたが、天気も良かった上に観光客の方も三連休の最終日と言うのもあってか少なかったのが幸いし、何とかこなす事が出来たものでした。P7180540.JPGP7180603.JPG
 最も天気が良かった、つまり関東に比べると湿度が低い暑さであったとは言え、かなりの暑さであったので参加者一同汗だくになっていたものです。それでも充実した時間でありましたし、今回撮影した写真は今後、様々な場面で活用していく事になるでしょう。

 撮影を終えて、バスが終わっていたのでバスで水沢江刺駅に戻り、仙台へ移動して夕飯。食べたのは時間の都合もあり仙台駅地下のレストラン街となりましたが、比較的安価に牛タン、また牛タンにちなんだ料理を食べる店にありつけたのも美味しかったものです。また疲れた体には芋焼酎も心地よいものでした。
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 そして東京に戻る新幹線は自由席利用、かつ混雑していたのでばらばらに座ってしまいましたから解散は流れとなってしまったものですが、全体として上手く行ったものでしょう。
 それにしましても個人的にはこんなに早く、狐神楽として旅行、それもテーマを持った撮影旅行が出来る様になるとは、と言うある種の感慨深さも抱けてしまったものでした。それだけ活動として流れが出来てきた、と言う事でしょうし、今後とも様々な形で協力していけたらと思えてしまえたのでした。

 写真は全て2011年7月19日撮影。
posted by 冬風 狐 at 22:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 狐(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月28日

キツネの手作り人形の創作童話

 どうも先日26日のゑの木市は寝坊しない為にわざわざ狐塚君の家に泊まったにも関わらず、色々とはっちゃけて入眠が遅くなってしまった結果、目を覚ましたら14時で結局行けなかった狐です。

 と言う訳で題名からしてそうですが、今回は狐神楽等とは関係ない、ふと見かけた新聞記事について取り上げたいと思います。
 これは今日付(6月28日)の上毛新聞の地域欄に掲載されていた「工夫を凝らしたビデオ作品発表 前橋」と言う記事。
 これだけでは狐とどう関わりがあるのか、と思われる事でしょう。しかし記事にはカラー写真が添えられており、それはどう見ても狐の姿。婚礼装束に身を固めた狐の姿が写っている、そう言う写真でした。
 実のところ、最初に目が行ったのはその写真でありました。よって一瞬、みのわの里のきつねの嫁入り関連の写真か、と早とちりしてしまったものでした。
 しかし続いて記事名を見るとどうやら違う、それだけはすぐに分かったところ。よって少しだけ我に返ったのですが、俄然今度はでは一体どの様な記事なのかと興味が沸くのはもはや定まった仕様、と言うべきかもしれません。

 よって記事から引用するならば写真と関連する部分は以下の様なものでした。
「見栄橋市民芸術文化祭映像部会のビデオ作品・・・5分間の短編20作品を150人の観客が楽しんだ。・・・キツネの手作り人形を使ってナレーションを入れた創作童話・・・」
 つまり前橋市主催の前橋市民芸術文化祭の映像部会にて発表されたビデオ作品の1つが、狐にちなんだ作品であったと言う事であり、その作品のワンシーンが写真として記事に掲載されたと言う事でした。
 なお上の引用部分には含みませんでしたが、この芸術文化祭のビデオ作品は作品として仕上がるまでの一切の工程を撮影者がしたものとの事。作品自体も短編ではありますから5分間との事ですから、それなりにボリュームがある事がうかがえます。更に上の引用部分にもある通り、写っているキツネの人形は手作りとの事を踏まえると中々手の混んだものであるのがうかがえてきます。
 具体的にはどう言う内容だったのかは記事にはありませんが、写真から察するに狐の嫁入りかその辺りが題材となっているのではないでしょうか。
 それにしましてもこういう記事があるのがまた地方新聞の魅力と言えるのかもしれません、そして自分の加わっている狐神楽もまたそうですが、様々な趣味あるいは文化団体があるのだなぁとふと思えてしまったものでした。
posted by 冬風 狐 at 19:30| Comment(0) | TrackBack(0) | キツネ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月14日

装束稲荷の掃除な土曜日

 どうも先の土曜日は装束稲荷の掃除をしていた狐です。
 装束稲荷と言うのは、自分が参加させて頂いております狐神楽が関係している王子にあるお稲荷さんの事で、以前から度々取り上げています「装束ゑの木市」はその縁日と言う位置付けになっています。
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 よってそのゑの木市に何等かの形でより関わる、これはお世話になっているからこそお礼をしたい、と言う話に以前からなっていたものでした。そして今回、それを形にする第一歩となったのが、装束稲荷の掃除であり、管理している王子の方の許可を得た上で取り掛かる事になったのでした。

 当日は生憎の雨模様。とは言え前日の天気予報では昼過ぎから曇りとなっていましたので、昼前に装束稲荷へ到着した辺りにはすっかり雨が上がっていたのは幸いの一言。
 ちなみにその時は自分と百合之介さんの2人のみの参加となっていました。これはあくまでも自主的な、また狐神楽の中でも都合の付く人だけが参加すれば良いと言う、ある意味「緩い」のが特徴な活動であるからとも言えましょう。
 今回手がけたのは社務所の上にある神楽殿の掃除。最初は掃除機で仕上げる予定でしたが上手く電気が流れていなかったので諦め、急遽購入してきたコロコロを転がすとあら不思議、ものの数分でぴかぴかになりました。
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 ちなみにこの当初使おうとした掃除機はかなりの年代物で、1985年に製造された「Taro」と言う名前の三洋製の物。三洋電機の昔のロゴマークを見たのも久々の事でしたし、そもそも三洋電機自体が今は存在していないのですから、様々な意味で中々のレトロアイテムであったと言えるでしょう。
 なのでコロコロをかけつつ、神楽殿の中に置かれている物の整理などでおよそ1時間ほど費やしたと言えましょう。神楽殿自体はそう大きくはないのですが、大きくないからこそ色々と詰まっていたもので、それ故に時間がかかったと言う訳でした。
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 そして簡単な昼飯を兼ねた休憩の後は窓拭き掃除に、こちらは途中から参加した狐塚君が手がける事になりました。普段から家の窓を良く拭いている、と言うだけはあって見ていると中々の手際の良い拭きっぷりに百合之介さんとと共に感心しつつ、ふと別の方角を見ると何やら見慣れた顔がこちらを見つめています。
 そう何故か、と言っては何ですが、同じく狐神楽のメンバーである狐耳君が現れたのです。何でも東京に出て来て時間があるのでふと立寄ってみたら、と言う偶然の産物であった様でそれで少し盛り上がったりしつつも、のんびりと手がけられる範囲の掃除を続けていき、最終的に装束稲荷を後にしたのは18時前の事でした。

 その後は途中で予定のある狐耳君は離脱し、狐塚君並びに百合之介さんと夕飯を食べつつの雑談となりました。その場所となったのは大震災の影響により長らく休止していたものの、先日何と営業再開を果たした狐塚君の働いている料理店。
 王子からしばらく移動した場所とはなりましたが、中々美味しいと評判の店ですし、初めて来店された百合之介さんも中々満足していた様子であったのはふと安堵出来たものと言えるでしょう。また中々、こうして話を出来る機会と言うのもある様でないものですから、色々な話題に関して話を弾ませてしまったもので、ようやく店を後にしたのは終電も近い時間の事でした。

 そんな具合であっという間に過ぎ去っていった1日でしたが、普段の狐神楽の活動とはまた違う意味で充実していた、何とも恵まれた1日でありました。
 また改めて自分だけ、あるいは狐神楽だけで活動出来ているのではない、と認識出来た日としても真に有意義であったと言えるでしょう。だからこそ今後ともそれを大切にしていきたいと思えますし、今後とも何卒よろしくお願い致します。

 写真は全て2011年6月11日撮影。1枚目は装束稲荷の社務所兼神楽殿と御神木の榎、2枚目はシャッターが閉じられている状態の社務所兼神楽殿、3・4枚目は掃除中の様子、5枚目は手前から百合之介さんと自分の狐面に神楽殿の中で眠っていた狐面を並べた様子となります。
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2011年06月07日

のんほいパークのゴンきつねでプチオフ会

【探訪日時】2011年6月4日
【場所】愛知県豊橋市大岩町
【施設名・交通手段】
・豊橋総合動植物公園「のんほいパーク」http://www.toyohaku.gr.jp/tzb/
・東海道線二川駅より徒歩5分

 「稲荷・狐名所巡り」と銘打ちつつ、基本的にお稲荷さん、また自分が参加しています狐神楽に関する記事ばかりなこのブログですが、久々に純粋にキツネを取り上げてみようかと思います。
 今回取り上げるのはホンドキツネのいる動物園、豊橋市が運営する豊橋動植物公園「のんほいパーク」となります。この施設の存在自体は一応、知っていたのですがキツネがいる事をつい先日まで知らず、すっかりスルーしていたと言うのが実情でした。
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 よって知るに至るにはあるきっかけがあったと言えるでしょう。今回はTwitterにおいて、豊橋付近に住んでいるフォロワーさんの間でこの施設の事がふと話題になっていたのを見かけたのがきっかけでした。
 自分自身はそのやり取りに加わらなかったのですが、眺めている内にどう言う施設なのか、改めて興味を抱いたのは言うまでもありません。よって調べてみますと「郷土の動物園」のコーナーの下に小さく「キツネ 日本」と言う記述があるのに気が付いたと言う訳です。
 折りしもふとした用事で名古屋に行く直前でしたから、色々と予定を調整して、更に豊橋界隈のフォロワーさんと共にふとしたプチオフと言う具合で企画して、探訪する事になりました。

 そんな具合で向かったのは6月4日の事。大宮から桑名まで夜行バスで移動し、桑名界隈の廃駅「東方駅」と周辺のお稲荷さん探索に朝の時間を楽しんでから、関西線と東海道線を乗り継いで豊橋駅に到着したのは11時22分の事でした。
 当初の予定では1時間後の12時26分到着の予定でしたので、かなり時間に余裕が出来てしまったもの。よって名鉄特急を撮影したり、これまで乗った事のなかった豊橋鉄道渥美線を柳生橋まで1区間往復する等して時間を潰してから、今回のプチオフ会の参加者である陣風さんといぬびすさんと合流となりました。
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 合流後、駅構内で売られている駅弁のいなり寿司を各自購入して12時41分発の浜松行に乗車。乗車と言っても次の二川駅で下車となりますが、たった1駅とは言え距離があり6分はかかりますから、ちょっとした小旅行としてしまっても悪くはないでしょう。
 二川駅では南口を出る事になります。最も改札口の段階で案内が書かれていますから、この辺りは比較的分かり易いと言えるでしょう。新幹線の下をくぐって駅前広場に出るとあとは恐竜や動物の石像の置かれている歩道に沿って、途中エレベーター付きの歩道橋で国道を渡って間も無くの所に豊橋動植物公園こと「のんほいパーク」の入口に至ります。
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 ちなみに「のんほいパーク」には3箇所の入り口があり、二川駅からつながる入口は東門となります。風に乗ってほのかな獣臭さが流れてくる中、入口の券売機で600円の入園券を購入して入園するとそこにまず見えてくるのは、植物園と遊園地の施設となります。
 この「のんほいパーク」は正式名称に動植物園とある様に動物園と植物園が併設された施設となっています。敷地もかなり広く東門付近にあるのは植物園と遊園地であり、動物園の施設はちょうど正反対の西門と中央門付近に位置しています。
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 よってそちらに向かうには敷地を横断しなくてはなりません、最もこの時はちょうど昼時でしたので途中の憩いの広場にて賑わっている中、空いていたベンチに腰を下ろしていなり寿司をつまみつつ、しばし雑談に興じる、そんな小休止を挟んでの横断となりました。

 そんな具合でキツネのいる「郷土の動物園」ゾーンに至ったのは、13時半も回った辺りの事でした。入口近くの角の所にあった案内図をふと見ると、飼育されている動物が様々な姿で地図上に描かれているのが見受けられます。
 正直、それ自体がある種の楽しみの一つに出来てしまえるかも知れません。何せ狸と狐が酒を飲み食わしている姿で描かれているのですから、一方でニホンカモシカやカンガルーは妙にポップに描かれており、ただ動物の姿を載せただけよりもずっと面白く、個人的な印象としては上々なところでした。
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 そんな訳でふと気分も盛り上がりつつ、木陰と川を越えた先で右に折れた所が「郷土の動物園」コーナーでした。そう広くはないのですがここにはキツネやタヌキの他にホンシュウジカやアナグマ等、8種の動物が飼育されています。 
 早速見たのはキツネ、ではなくアナグマでした。これは展示されている順序に沿っての結果なのですが、中々動きの良いアナグマ達で、これまでに見た事のあるアナグマの中で最も良かったと言えるかもしれません。
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 そして続いてはタヌキ、このタヌキがまた興味深いもので3匹飼育されている内の1匹が白狸、つまりアルビノのタヌキとなっていた次第。
 話には聞いていましたがまさかこうしてお目にかかれるとは思っていなかったので、キツネの前にタヌキでかなり盛り上がってしまったのは言うまでもありません。ちなみにこちらのタヌキも中々動きが活発で、アルビノと普通のタヌキの並ぶ場面も多々見受けられました。
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 比較して見ますとアルビノのタヌキが中々カッコいい、と思えたものです。矢張りタヌキの柄と言うのはどことない愛嬌さやかわいさ、そう言うものをたたえていると思います。時にはそれがドジだとか、そう言う印象に結びつくのでしょう。だからこそアルビノのタヌキの姿は、どこかキリッとしていて独特な威厳を纏っている、そんな具合にも解釈出来てしまえたものでした。
 ちなみにこのアルビノのタヌキは「コハク」と言う名前のメスのタヌキでした。年齢不肖で警戒心の強い、そんな子である様です。

 そしてタヌキの次はキツネとなります。飼育されているのはホンドキツネでタヌキがオス1匹にメス2匹と言うハーレム状態であるのに対し、オスキツネが1匹のみと言うのは明らかに偏っている気もしますが、タヌキと比較してキツネは単独で動く傾向が強いのを考えると問題は無いのかもしれません。
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 これまでに国内でキツネを幾らかの動物園で見たものですが、ズーラシアに比べると大分小さいものの、見る側としては程好い大きさの中に比較的自然に近い、そう言う具合の展示スペースが造られている様に見受けられました。ちなみに名前はゴン、これは某童話に因んでいるのでしょうか?また案内の所に「柴犬と間違えないでね」とあったのにはそう言う見方もあったのか、とふと苦笑してしまいました。
 当初は奥の方で寝転がっていたキツネですが、隣に置かれている蒸気機関車や少し離れた所にいるクマ、またホンシュウシカを眺めてから再び戻ると手前にある木を模した道具の上にキツネが移動していました。
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 そのまましばらく眺めていますとまた起き上がり、展示スペースをくるくると走り回りつつ、傍らにある木に尻尾をこすりつけて臭腺からの臭いをこすり付ける等、色々とキツネらしい行動を見せてくれたもの。
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 更にちょうどご飯の時間だったのか、飼育員が現れて置いていった餌を口にして食しつつ、大きな肉の塊を地面に穴を掘って埋める様も見られるなど、これまで見た飼育されているキツネの中で最も活発な動きを示していたと言えましょう。また埋めているところを飼育員に見られているのに気付いて、びくっと反応した姿は「しまった、見られてた!」とでも言わんばかりの様で何とも愛らしかったものです。
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 なお以下の動画が完全ではありませんが、肉を地面の中に埋めようとする、その光景の一部を撮影したものです。


 そんな具合でキツネだけで30分近く費やして堪能した後は園内をぶらぶらとしたものでした。トンビやハヤブサと言った鳥類も揃っていて、また結構間近で見る事が出来たものですし、カンガルーのコーナーではいぬびすさんがふと差し出した指を子供のカンガルーがちゅぱちゅぱとしばらく舐め続ける、そんな光景もあったものです。
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 それ意外では木曽馬やトラもおりましたし、またコウノトリが多数いたのが印象的なものでした。結局、動物園の辺りだけで3時間近くを費やしたところで良い時間になったので後にする事になりましたが、あれだけの内容があって600円と言うのは何ともリーズナブルと言えましょう。
 キツネに関して言うなら、東海地方では恐らく唯一飼育している施設なのでないでしょうか。勿論、こちらが知らないだけで別の施設でもあるのかもしれません。とは言え知る限りでは東京の井の頭自然文化園・横浜のズーラシアと京都の京都市動物園の間にあった、東海道線沿線の「キツネ空白地帯」を埋める貴重な場所であると言えます。
 個人的にはまた訪れてみたいふとした楽しみの場所が増えた、そんな場所の様に感じています。
 なお最後にもう一度、とキツネの元に戻ると気持ち良さそうに寝ている姿がそこにありました。最もふとした音に対して、すっと起き上がる様は矢張り獣である故でしょうし、また改めてみたいと思えてならなかったものです。
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 そしてプチオフとして同行して下さいました陣風さんといぬびすさんにはこの場を以って、お礼申し上げたく思います。お付き合いして頂きありがとうございました。

・写真は全て2011年6月4日撮影。
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2011年05月31日

狐神楽の新たな狐「霧若丸」

 先の日曜日は1ヵ月振りの狐神楽の稽古となった狐です。
 本当であれば先週の日曜日にも予定はされていたのですが、諸般の事情により中止になりましたので心待ちにしていたものでした。
 とは言え、その前に立寄る所に立ち寄って盛り上がった等してしまったので、稽古の開始時間には間に合わずやや遅れての到着となったもの。今回の参加者は百合之介さん、とんかつさん、夕吉さん、月姫さん、そして自分の5名となり、メインの部屋では百合之介さん、とんかつさん、夕吉さんの3人が踊りの稽古をしていましたから、別の部屋にて月姫さんと共に自分は太鼓、月姫さんは笛の稽古をして過ごしていました。
 遅れて参加した事もあり、自分が稽古を出来たのは1時間少し程度とやや短めではありました。とは言え、自宅ですと太鼓を叩く事は厳しいものがありますし、その点において矢張り短時間とは言え太鼓を叩く事が出来ただけでも良しと個人的には言えるところです。

 さてそんな稽古の片隅に置かれた机の上に何やら見慣れぬ物が置かれていました。
 それは狐面。狐面自体は狐神楽なので有り触れた個々の装備の1つでありますが、今回見かけたのは新たな狐面、それ故に見慣れていなくて当然であったと言う訳です。
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 その狐面の名前は「霧若丸」、夕吉の新しい狐面であり、百合之介さんの火狐面やとんかつさんの水狐面、狐耳君の土狐面に続く第4の職人によって打って造られた狐面となります。
 1ヵ月かそれほど前にいよいよ造る事になる、と言う話は耳にしていましたが中々早い段階で出来上がったもの、と言う印象をふと抱いてしまったものでした。
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 ちなみにこの狐面「霧若丸」は名前の通り、子狐を意識しています。これは被る事になる夕吉さんと関連してのものですが、中々愛らしい顔でありますし、実際にこの狐面が舞台で舞う所を見るのが何とも待ち遠しく思えてしまうものです。
 ちなみに自分の場合はまだ自前の衣装すらないのでこの様な話は当然ありません。そもそもちゃんと舞台に出た事も実質的にはまだない新参の身ですから、今は静かに出来る事をするのに徹している、そんな状況であります。
 また自分の役柄が「木狐」であるからか「きりわかまる」と聞いた時、ふと脳内に「霧」ではなく「桐」の文字が浮かび「桐若丸」と勝手に浮かべていた、そんな余談にもふと触れておく事と致しましょう。なおこの「霧若丸」の役柄は「水狐」ですから「霧」の字が至極、相応しい文字であるのは言うまでもありません。
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 なおこの件は百合之介さんのブログでも取り上げられていますので、興味のある方は是非ご覧下さい。以下のリンクがそれとなります。
 http://blogs.yahoo.co.jp/consamano1/35634023.html

 写真は全て2011年5月29日撮影。
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2011年05月17日

和洋混合なお稲荷さん、冠稲荷神社

【探訪日時】2011年4月24日
【場所】群馬県太田市細谷町
【神社名・交通手段】
・冠稲荷神社
 東武伊勢崎線細谷駅より徒歩30分

 冠稲荷神社は群馬県でも東部地域とされる太田市にあるお稲荷さんであり、その存在自体は以前から知っていたものの、これまでお参りに行った事の無い、比較的名前の知られているお稲荷さんの1つでした。
 今回は狐塚君が久々に遊びに来て、群馬をぶらぶらしようと言う事になった為。故にどこに行くかと言う話になった際、それでは行こうかと言う話になっての結果ですが実は裏話があり、今回、訪れたのは午前中の事でしたが本来であれば午後に訪れる予定でありました。
 しかしどうして午前に訪れたのかと言うと、実は朝に寝坊してしまい、本来であれば先に行く方面へ向かう列車に乗り遅れてしまった為、それではと両毛線に乗り込み、伊勢崎から東武線に乗り換えて冠稲荷の最寄り駅、細谷駅へ降り立ったのは8時の事でした。
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 細谷駅は1面2線の小さな駅、東武鉄道でよく見られる無機質な地下道を経由して改札口へ。駅舎は自動改札もない、PASMOの読み取り機さえなければ昔のまま、と言ったこじんまりしたもので駅前も路地の様な具合です。
 そこから道路の方へ出ると、ある石碑が角の所に立っています。それは「細谷駅附近名所案内」と彫られた黒御影石で出来たもの。そこにはその名前の通りに駅周辺の名所が彫られているのですが、その中に「正一位冠稲荷神社」と冠稲荷の案内も含まれており、駅周辺にある唯一の冠稲荷に関する案内となっていると言えるでしょう。
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 よってその石碑のある角を右に折れた道、それをひたすら進む事になります。駅からしばらくは歩道があるので歩くのは特に問題はありません。ただし駅前の自販機を除いて特に何か飲食物の入手を出来る場所は、途中の「彦九郎記念館前」交差点の脇にあるセブンイレブンのみありませんので注意が必要です。
 また途中で歩道がなくなり、狭い側溝の上を歩く形になるのも時期によっては辛いかも知れませんが、天気がよい限りでは特に問題は無いところでしょう。また後述する国道354号線までの間に冠稲荷の方角を示す道案内は1ヶ所のみしかありません。
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 そんな具合で延々と歩くと片側2車線の場は広い国道354号線にぶつかります。この地点で前方左斜めに見えるこんもりとした森が冠稲荷。よってこのまま道路を渡り道なりに行くと冠稲荷の北西側の参道に入るのですが、ここでは国道沿いに東へ進む事にしましょう。すると道路の両脇になにやら赤く塗られた枠を持つ大きな塔の様な看板が見えてきます。
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 実はこれ冠稲荷の建てた看板であり、左側の看板には「交通安全 車清祓」、右側には「縁結び 日本七社 冠稲荷神社」とあって立派なものです。
 また歩道脇にはその塔型の看板の足元に矢張り看板があるのですが、そこには以下の写真の様な2匹の狐がそれぞれ描かれていました。どちらも冠稲荷の名物である木瓜の花を咥えている姿となっており、狐好きとしては中々気に入ってしまったものでした。
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 どちらかと言えば線の細い、典型的な狐のイメージで描かれている方が好みかもしれません。
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 そしていよいよ交差点を渡ろう、と言う所でようやく3つ目の道案内が現れます。道路を渡ると先ほど道路右手に見えていた柱型の看板が現れる訳ですが、その根元の隣には冠稲荷の経営する洋風な結婚式場の看板も置かれているのは日本的な光景かもしれません。
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 あとは緑もまぶしい中の一本道を進みます。ここでようやく大鳥居の姿が見えてきます、これが冠稲荷の大鳥居である「甲大鳥居」で、近付いてみると緑を背景に鮮やかに朱に輝く姿は良いものと言えるでしょう。由緒等の書かれた看板もここにあります。
 右脇にはペット用のこじんまりとした社殿があり、左側には小さな鳥居を挟んで先にも触れた冠稲荷経営の結婚式場の洋風な建物の姿が見えますが、これも日本的な光景であると同時に、もし欧州に神社があったらこうなるのでないか?と言うふとした想像も働かせられてしまうのが面白いものです。
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 大鳥居をくぐると甲参道、幅のあるS字カーブを描いた参道を抜けるとすっかり境内です。印象としては狭い中に色々と詰まっている、ある種の箱庭の様な空間でしょうか。お稲荷さんを中心として諏訪社や厳島社等複数の社があります。
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 特に目を惹かれたのは本殿の前にある実咲社でした。ここは絵馬をかける場所でもあるのですが、絵馬をかける場所それぞれにちなんで白狐の像が作られており、その1つ1つが何とも愛嬌があって、大いに気に入ってしまいました。ちなみに突き当りには冠稲荷の木瓜の木があり、その手前、また中に設けられている社に向かってこの実咲社は参拝する形になっています。
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 なお実咲社にいる白狐を1つずつ下に紹介してみましょう。
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 まず左手最初にいるのが安産きつね、次いで縁結びきつね、そして実きつねとなります。
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 そして左手は奥から咲きつね・実咲きつね、安産きつね、子育てきつねとなります。なお写真の一部は都合により加工してあります。

 そして本来は順序が逆ですが本殿にお参りを、こちらにも狛狐が控えており頭に宝珠を載せている比較的古い形状。また尻尾の付け根には小さな毛並の筋が掘り込まれており、ふとした職人の粋を感じさせられます。
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 拝殿の壁には奉納された額が複数置かれており、その中には白狐面のものもあって思わず注目してしまったのは言うまでもありません。白狐面2つと翁面と言う組み合わせで良い表情でありました、また神額の方は「正一位五大社稲荷明神」となっており、何れにしてもきれいな状態であるのが好感でしょう。
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 その後は拝殿の左へと抜けて白狐社へ、ここが中々の圧巻であり言うならば白狐の集合団地との具合。ずらっと50メートルほどの長さに渡って、敷地の都合から折れている箇所があるとは言え複数の段に分かれて奉納された白狐像が並んでいる姿は何とも圧巻でした。
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 その後はしばらく境内をぶらぶらし、すっかり楽しませてもらったのも何かのご縁と言う事で記念に絵馬を買い求めて、先ほどの実咲社へと納めたものでした。なお実咲社に納める絵馬は「叶絵馬」のみですので、ここは注意が必要でしょう。また社務所の傍らにはベンチもあり、ここでゆったりとするのも中々オツかもしれません。
 そうしてから拝殿に一礼をしたの地、白狐社の奥にある戌亥鳥居へ。なおその途中、別の稲荷社もありましたのでそちらにもお参りをして、中々充実した冠稲荷を後にしたのでした。
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 そして細谷駅まで戻り前橋へ移動した後、前橋駅周辺のお稲荷さんを巡ったのですが、これについては別の機会に取り上げるとしましょう。冠稲荷さんにはまたお参りに行きたいと思えてしまったものでした。
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2011年04月16日

3ヵ月ぶりのゑの木市

 どうも縁日とはハレの場であるだけに、ついつい勢いに乗りすぎてしまうのが悩みに思う狐です。
 今日は毎月第三土曜日恒例の王子装束稲荷神社のゑの木市、本当なら行けない予定でしたが色々と事情が変わり、行ける事になったので1月以来3ヶ月ぶりの参加となりました。
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 正確に書くと2月はゑの木市の代わりに初午と二の午が行われ、二の午の時は国外にいたので参加出来ませんでしたが、初午には参加出来たものでした。
 対して3月はゑの木市当日に装束稲荷には行けたものの、到着する時間が諸般の事情により大幅に遅れてしまったので終わった時刻にたどり着くという体たらくでありましたから、しっかりと最初から最後まで参加したゑの木市と言うのは実質的に1月以来となったのでした。
 
 今回は本来なら行けないはずだった、と言う事で何だか気持ちが騒いでしまい、朝、家を出て高崎駅に到着した後、何時もは一緒に行く狐耳君が寝坊したと聞くなり足が勝手に新幹線改札に向かい、大宮まで新幹線を使うという謎な行動に出る始末。
 最も今回はウィークエンドパス利用でしたから、別途1790円の自由席特急券だけで済む、と言う事情がこの様な行動の背景にあったと考えるのは難しくないところです。
 そんな訳で高崎駅を8時1分に出て王子に到着したのは9時5分。これは普段の半分、いやそれをも上回る早さでしたので新幹線の威力や凄まじい、と言うところでしょうか。そんな具合でまだ朝の空気の漂う装束稲荷へ到着するなり、普段の到着時刻だとほぼ終わってしまっている準備を久々に手伝う事が出来たのは幸いでした。
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 3月初めの王子消防署のイベントに参加した際は、衣装を借りて身支度を整えたものですが今回はそう言う事はなく、着てきた服装のまま狐面と撥、そしてカメラを手にするのみ。矢張りまだ自前の衣装がないというのは気軽ではありますが、矢張り1度そう言う姿になった後だとどこか居心地の悪さも感じつつ、1月あるいは初午以来の撮影役等をするのが今回もメインになるだろう、と思っていたものでした。
 最も予定は未定と言うべきか、この度は王子の皆様のご好意により、装束稲荷の太鼓を使ってしばし稽古が出来る事になりました。
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 最初は百合之介さん並びに王子の皆様から手解きを受け、次いで遅れる事、ようやくやってきた狐耳君と、これまで自分がした事の無かった曲である「にんば」の稽古を1時間ほど行えたのはとても幸いだったと言えるでしょう。
 また終いの辺りでは月姫さんも加わって、太鼓と笛をあわせての稽古も行えました。これ等は自宅では太鼓と言うどうしても音が出てしまう故に練習がしにくく、機会が中々得られず悩んでいる身としては本当のありがたいもので、改めてこの場をお借りして取り計らって下さいました皆様にお礼申し上げるばかりです。
 その後は狐耳君の誘ってきた鉄路狐さん、またパリにてお会いした弓姫さんのお母様も見えられましたので久々の歓談をしつつ、火狐さんや水狐さんの舞、最も途中から所用で火狐さんが一旦出られたと言う事情もありましたが、その舞を撮影する等している内に時間は経過し、瞬く間に今回も4時間余りのゑの木市は新緑の気配漂う暖かさの中、終わりを迎えたのでした。
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 最も今回は冒頭にも書いた通り、自分を改めて振り返ってみると久々に参加出来た事への嬉しさから色々と気持ちが満足に走り過ぎ、ついついゑの木市における狐神楽、即ちあくまでも王子と言う土地に外から入ってきている集団である事。それを忘れていたのは否めません。
 故に内輪で周囲を忘れて盛り上がってしまったり、内輪の中でも互いに気をつけて見合うべきところで、気を抜いてなあなあにしてしまった点等、終わってからの話の中での指摘されてはっとなった事が多々あるところです。
 これ等の点を今後、改めて生かしていかなければならないと感じますし、妙な遠慮をしてしまう癖を直さなければならないでしょう。その為にもまずは小さな事から、あるいは周囲にある所からしっかりと自ら出て行ける様に、前にも書いた、あるいは書かずとも思った事であれましょうから、その様に感じられる次第です。
 とにもかくにも楽しめた一方で、久々のゑの木市で終いになってからとは言えその様に意識出来た、幸いな1日であったと思います。

 それでは末尾となりますが関係者の皆様、本日もありがとうございました。また今後ともよろしくお願い致します。

 また装束稲荷ではもう既に幾らか藤の花が咲き始めていましたが、4月27日から5月5日まで「藤まつり」と装束稲荷はなります。特に4月27日は初日と言うことから、当日午前10時から午後14時までの間の参詣客の皆様には、無料で甘酒が振舞われるとの事です。
 平日ではありますが機会の会う方は是非足を運んでみてはいかがでしょうか、そして良い一日になれば幸いと思います。
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posted by 冬風 狐 at 23:28| Comment(2) | TrackBack(0) | お稲荷さん探訪録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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